保育・教育とICTについて 今後の流れと運用事例
昨今 保育・教育分野にICTを取り入れることで業務の軽減や書類整理が捗るのでは!
という流れになってきました。
ここでは実際にICTの運用事例と今後どのように活用されていくかなど取り上げていきます。
はじめにICTについて説明します。
ICTとは『 Information and Communication Technologyand 』の略、頭文字で
『情報伝達技術』と訳されます。
ICTでは、情報と知識の共有に焦点が当たっており、コミュニケーションの手段として使われるということです。
それでは実際にICTと保育・幼児教育での運用事例を挙げていきます。
1 子どもの出欠管理
『今まで手書きor紙のタイムカード方式だった園がICカード型の打刻システムへ移行』
2 午睡中
『簡易ベットの下に機械設置もしくは子どもの体にパッチを付け体の向きを知らせてくれるシステム』
*乳児に使用する場合 SIDS「乳児突然死症候群」等の危険性があるため個人的には、
乳児【目視チェック】幼児2〜【システムの導入】を考えてもいいと思う。
3 保護者連絡「行事・お便り・子どもの連絡」
今までの紙で発行していた「お便り・連絡帳・お知らせ・アンケート」
配布物を電子化することで作成から配布・発信までの時間を早くすることができる。
4 日誌・計画指導案
手書きで作成していた書類等を電子化し、提出から直しまでの時間や
行政監査時に訪問する機関は下調べとして、日誌や指導案を確認後
提出通りに運営できているかなど即時に開示できるようになる。
5「保育園・幼稚園・こども園」運営管理
園の財務や運営計画、各機関への提出書類など一括管理または、
複数管理により園情報を開示しながら、
園児・保護者、保育者の情報を守ることが容易になる。
などがあり現段階ではICT導入に関しては試行錯誤といった現状です。
今後の流れとして
現段階として急速に導入されることは、無いように見られ、徐々に浸透し、導入率も増えていく流れです。「5年ペース」だと考えられます。
上記の要因
『保育園・幼稚園で扱っている子どもや保護者・保育者に関する情報量の多さ』と
『子ども一人一人の成長やそれに伴う保育者、教諭の関わりが流出の危険性』があることなどから
全ての施設が運用するようになるまで5年から10年はかかると思います。
以上のように現段階では試験的な導入に過ぎず普及までにはICTのサービスがより向上するまたはICTの一部利用と現行(今の業務)の同時並行といった流れになるでしょう。
今後サービスやセキュリティーの向上により導入率は増えていくと考えられます。