平成30年度版保育所保育指針 解説
今回は、保育士1年目の私が、保育所保育指針の改訂された点と
実際に保育現場で実践している事例をまとめました。
改訂されたポイント
平成30年度版保育指針での、キーワードは、《環境》 です。
キーワードを頭に入れて読んでみるとだんだんと見えてくる部分(気づき)と
この事柄は、どこに繋がるのか?など どんどん広がっていきます。
《環境》の各項目についてリンクの資料または、
現在お持ちの平成30年度版保育所保育指針をご活用ください。
〜参考ページ〜 ピックアップ
1〜10 <重要事項> |
26〜32 |
62〜70・71〜96 |
143〜161 |
199〜205・288〜302 |
〜 保育のプロ@東ゲートの注目点 〜
( 321〜328 )ここからは教育要領との繋がりになります。
教育要領については次回記事にします。
*指針のページが開けます。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000202211.pdf
*参考資料
深読み解説
1〜10 ページ
今回保育所保育指針を読んで感じたことは、
乳児期の保育を重要視する記載が増えていたこと。97〜185ページ
乳児期は、発達の段階で自己を認める・受け入れられたなど(自己肯定感)を
育むうえで、重視すべきなのでは?という点から指針に加えられたと感じた。
子どもの育ちを支える環境と安全面 321〜328ページ
前述して注目点としてあげました。
このページには、食についてのあり方とアレルギーへの対応や
災害時の安全確保・保育中の安全面の記載が挙げられています。
また、子どもの健やかな育ちを支えるための食育計画の記載により
食の大切さが記載されたいる。
*指針にも記載されているにもかかわらず、幼児教育無償化では、
給食費が除外されるということは、どこか矛盾していると感じました。
保育施設の位置づけ 342〜358ページ
近年保育所と幼稚園の機能を持った、施設「認定こども園」
との関連性をより深くするため、五領域(健康・言葉・環境・表現・人間関係)
をもとに教育の面での保育での関わり方・計画・実践の記載が増えている。
家庭支援・地域支援を通しての保育所のあり方
核家族化・孤育て・共働きで子育て環境が整いづらくなっていること
を背景に保護者との連携や地域との繋がり(連携)が重要視されている。
( 職員の質向上 )361〜373ページ
職員の勤務体制「働き方」や資質・専門性の向上を考えていく上での内容と方法が書かれている。
保育現場での実践 例 <H30年11月>
実践例を分かりやすくするためにキーワード《環境》《生きる力》を例に挙げて
説明します。
《環境》
実践例
・各月齢に合わせた室内環境や園庭整備、戸外<散歩コース・公園遊具>など
子どもの成長を捉えた計画案が実行されています。
・毎月の食育活動
理論
・子どもが落ち着いて生活できる関わり、室内のコーナー位置。
・子ども同士の関わり支援と保護者支援
・保育士の見守りから子どもが安心して活動できる、計画
以上のことが挙げられます。
この機会にあなたの園での取り組みを事例として挙げてみると
何かの発見になるかもしれません。
まとめ
平成30年度版保育所保育指針では、内容の変更と追記が行われました。
改訂されて半年経ちますが、現場で計画・実践されてる事例は未知数で
保育士さんの試行錯誤が次につながると私は思います。
実践で失敗・不発に終わってしまっても改善し、二度三度やってみることで
子どもの成長や自らの成長に気づき
次のステップへいくことができるのではないでしょうか。